Flying Witch
ぼちぼち
やってますよ
ふらいんぐういっち
へー
犬養 占い師
やってんだー
すごー
まぁ路上
なんだけどね
今度あんたも
来なよ
んで けっこー
当たるって
評判よくてさ
えー
ほんとー？
占ったげる
からさ
何言ってん
の？
あるんじゃ
ないの？
占いとか言って
本当は裏が
でもあんたが
こっちに来るなんて
珍しいね
どうしたの？
なんかねー
妹が魔女の道に
進みたいらしくて
こっちで修行
するかもだから
下見に来てんだよねー
へー
妹かー
もし妹に会ったら
仲よくして
あげてよ
ええもちろん
そうゆうことなら
任せなさい！
ははは
あんた
飮みすぎ
わーありがとの
カンパーイ！
そーだ
お礼と言っちゃあ
なんだけど
最近作った
魔術見せてあげるよ
結構そごいんだー
えー
ほんとにー
あははは
本当だよの
カンパーイ！
めんどくさいなー
はははは
第８話桜のなかの占い師
うん
どこで覚えて
きたんだ？
きれいですねー
千夏ちゃん
でも
まこ姉の方が
きれいだよ
あ…
ありがとう…
連休前に
来れるのは
地元民の
特権だね
ほんとに
空いてますね
わー
トッケーン！
あたし
おどるの？
お花も
食べれれば
いいのにね
食い意地
張りすぎだ
千夏ちゃん
元気ですねー
桜祭り好き？
スキー
りんご飴とか
チョコバナナとか
たこやきとか
食べれるからー
フフフ
千夏ちゃんは
花とり団子の
お手本ですね
ん？
えー
タンゴじゃなくて
団子です
あー
花を見てるより
物を食べてる方が
好きな人のこと
こごば
押してもらえば
いいんで
あー
お城だー
みんなで写真
撮りましょうよ
写真
おー
そだなー
そうそう
はいはい
こごね
城が…
どれどれ
いち
さん
にーの
ありがとう
ございましたー
いくよー
あい
汗水垂らして
稼いでくれた
父と母に
感謝をして
しっかり
無駄なく豪遊
しましょうー！
これは祭りに行くと
言ったら母がくれた
軍資金です
イヨッ！
一葉ちゃん！
お兄ちゃん
！
ぜったい
金の無駄だって
圭くん
千夏ちゃん
お化け屋敷
入りません?
面白そー
ですよ
やらなきゃ
当たらないよー
えー
あたし
クジやりたい
ヒモ引くやつ
あのヒモ
絶対当たりと
繋がってないって
えー
クジー？
さてー
何するかー
ちょ…
まてまてまて
い１回 １回だけ
タンマタンマ
あれ…？
まこと？ 千夏？
聞こえてる？
待って
くれ…
その
とおりだ！
だよな
やらなきゃ
あたらないよな
よーし！
千夏！ クジだ！
クジやり行くぞー
ヒモ引く
やつ！
あははは
結構怖かった
ですね
千夏ちゃん
先頭のまこ姉が
迷うから…余計に
怖かった…
キャー！
終わった？
……
圭くーん
出ロ
出ロ
出ロ
はい もう
外でてますよ
ちょっと
意外です
うーん
びっくり系は
ちょっとなー
心臓が
キュッと
なるから
圭くんって
お化け屋敷
苦手なんですね
うそだー
ぜんぜん
大したこと
なかったー
ははは
……
はぁー
まったく
もって暇ね
アル
今年は開花が
早いからお客も
来ると思ってたけど
見当違い
だったようね…
ん？
その通りだわ
…ああ
そうだったね
アル
私の目的は
お客じゃない
は…
はぁ…
コラー
千夏ー
ほんと
ツイてツイて
しかたが
ないのです
どうすれば
いいでしょう？
最近とても
運がいいの
ですが
すいません
こいつ…
クジが当たったの
自慢したい
らしくて
あたしが
１回で当てたの
すごいでしょ
お兄ちゃんは
当たらないって
言ってたけど
はい
はい
今後の
未来について
占って下さい
それじゃ
よろしく
お願いします
ではまず
姓名判断で
占いますので
ここに名前を
書いて下さい
ん？
あぁそっか
そうだな
いいよ
はぁ…まぁ…
見ての通り…
圭くん
勉強がてら
見てもらっても
いいですかね？
お
ここって
占ってもらえるん
ですか？
きみ
赤ずきんか
何かなの？
ダメ
ハムスターよ
じゃー
どうして
あなたより
年上
……
何さい？
何で占い師に
なったの？
できるから
ネズミ
さわって
いい？
ふーん
別に…
暑く
ないの？
占い師っぽい
から…
どうしてそんな
格好してるの？
占い師さんは
女の人？
ん？
えぇそうよ
あ…
あぁ…
ああ…そうか…
そうゆう…ことか…
んる…ほど
なるほどね…
す？
す？
す？
では占わせて
いただきま…
えー木幡真琴さん
今後の未来にっいて
でしたね
はい
すっ！
はい
これでいい
ですか？
木幡真琴
あのーさすがに
そこまではちょっと…
じゃひとまず…
電話番号。郵便番号に
住所。家族構成。血縁関係。
考えられるあなたの個人情報の
すべてを書いて下さい
あ…あの
占い結果を
正確にする
ためにですね
もう一つ
書いて
ほしいん
ですよ
は…はぁ
うじゃない…
えー
こわっ
私の未来に
なにが？
やっとだぁ…
やっとこの時が
来…た…
あ？…あぁ
そうか…そうだ
あ…いや…
そうですよね
常識的に考えて…
よしよし
よしよし！
よしよし
よしよし！
そうです
姉の名前は
茜です
当たって
る！
おー
すげー
木棉茜の
妹なの?
じゃあ…
一つ聞かせて
あなた…
あのー
どういった
結果が…
占いなんて
もうどうでも
いいのよ！
えっ…
なんでっ！
あっ…いや
その…
隠さなくて
いい…
私も魔女よ
…あんた
魔女なんでしょ
端から
してないわよ
えー
えっ！
えっ！
そうなんですか？
わー
ですよね
これから
仲良くして
下さい
おおじゃあ
まことの先輩だ
まさかここで
先輩魔女に
会えるなんて
えぇ 5年前から
こっちにきてるわ
去年の
桜祭りで
私はね
あなたの姉
木幡茜に
馴れ馴れしく
しないでっ！
……
木幡真琴
1年前の話を
してあげるわ
一時
気まぐれのせいで
こんな忌々しい
姿にされて
しまったのよ…！
この体っ
どうして
くれんのよっ！
かわいいー
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